一度高めた自己投資は減らさない

お金の考え方
安江一勢
27歳で税理士をしています!

20代に向けて「お金の本」を執筆したり、幸せになるお金の知識を伝えたりしています!

 

あなたは、思わぬ出費などでお金のやり取りが厳しくなった時や家計の見直しをした時に、自己投資の金額を減らしていませんか?

「お金がない」という理由で、自己投資の額を減らしてしまうと、あなたはさらに「お金がない」状態になってしまいますよ。

 

現状から抜け出したいのであれば、今よりも収入を上げたいのであれば、やりたいことでお金を稼ぎたいのであれば。

自己投資を減らすことはやめましょう。

 

自己投資は安易に減らすな

書籍やコミュニティ、コンサル、資格取得など。

あなたは普段、どのような自己投資を行なっているでしょうか?

 

それらの金額は決して安いものではないかと思います。

 

そんな中、固定費が増えてしまったり、他の出費が増えたりなどをして、お金が厳しくなってしまった時、あなたはその自己投資をどうしますか?

 

この「お金がない」ときに、「自己投資を減らす」という選択をしてしまう方は要注意。

自己投資を安易に減らしてしまうことは、悪いサイクルを生んでしまいます。

 

追い込まれてしまうと、人は正しい選択をすることができなくなります。

お金の余裕がない時こそ、その自己投資は減らすべきではありません。

減らしやすい部分だからこそ、安易に減らすことはやめましょう。

 

減らすところはそこじゃない

自己投資は、自分の意思によって、今や未来の自分のために行なっている支出です。

そのため、増やすことも減らすことも、自分でコントロールすることができます。

 

逆に、家賃や車両費などは、簡単にコントロールできません。

家賃は引っ越さない限り、その支払う金額は変わりません。

車両費も、車に乗る距離が変わらない限り、金額を抑えることはし難いでしょう。

 

では、自己投資はどうでしょうか?

例えば、書籍代で考えてみましょう。

あなたが毎月1冊の本を買っているとすれば、その本を買うことをやめれば、1,500円くらいは支出を抑えることができるでしょう。

お金が厳しい時には、その1,500円は貴重だったりするかと思います。

 

でも、よくよく考えてみてください。

その自己投資を、あなたは何のために行なっていましたか?

 

きっと、今の悩みを解決するためであったり、収入を上げるためのスキルアップであったり、将来に向けての投資であったり、やりたいことを行うために必要なことであったりするのではないでしょうか?

そのお金を削るということは、それらを行わなくなるということです。

 

ということは、あなたは今のままで、これから過ごしていく必要があります。

今のまま。つまり、「お金がない」と悩んでいる今の状態のままです。

 

これで本当に良いのでしょうか?

 

無駄な飲み会に行っていないでしょうか?

余計な物を買っていないでしょうか?

贅沢をしすぎていないでしょうか?

 

まず減らすところは自己投資ではありません。

消費や浪費を減らすところからです。

そして、減らすことよりも、増やすことの方が、何倍も大切ですよ。

 

自己投資の損切りは絶対にするな

自己投資を行う上で、行ってはいけないこと。

それは「損切り」です。

 

損切りとは、投資家などの中で使われる言葉で、大きな損をする前に、まだ利益が出ていない時に、利益が出るのを待たずに、途中で株式を売ってしまうことです。

いわゆる、途中で利益が出ることを諦めてしまうことです。

 

これを、自己投資では、行ってはいけません。

まだ元を取っていない状態で、お金がないからという理由で、諦めて途中でやめてしまっては、これまで行った自己投資が無駄になってしまいます。

 

そういう面でも、一度高めた自己投資を減らすことは、やめましょう。

効果がないから、お金がないから、やめようではなく、効果を出すために行動を変えましょう

自己投資の良いところは、その投資の成果を「自分でコントロールできる」ことです。

 

現段階で効果が出ていないのであれば、最低限、効果を出すまで、その自己投資は続けましょう。

途中でやめてしまっては、効果が出るものも出ませんから。

諦めるという行動は、お金も時間も、もったいない行動です。

 

お金がないからこそ、自己投資をせよ

実は、お金がない時期というのは、自己投資においては、チャンスタイムでもあります。

なぜなら、自分の中の1円の価値が上がっているからです。

お金がないことにより、自然と、あなたの中のお金の価値が上がっているのです。

 

そのため、その自己投資のために使うお金は、払う時にキツい思いをします。

でも、だからこそ、意味があります。

そういう時期だからこそ、なんとか現状を変えようと行動に移せるはずです。

 

自己投資を行うことで、現状や未来が変わります。

そのお金の使い方は、いまを変えようという行動であり、自分のスキルや価値を高める行動だからです。

 

お金がないから、自己投資をしないのであれば、「お金がない」という現状はずっとこのままです。

今の延長線上は今のままです。

今のままが理想的でないのであれば、自己投資をして、現状から抜け出しましょう。

 

お金がないからこそ、自己投資をし、自分の価値を高める必要があるのです。

 

元を取るために全力で行動するチャンス

また、お金がないからこそ、後がない追い込まれた状況にもなり、覚悟が決まります。

自己投資の結果は、あなたの行動次第で、大きく変わります。

 

今までのままで結果が出ていないのであれば、取り組み方を変えましょう。

がむしゃらに本気で、全力で取り組むからこそ、結果も出ます。

 

自分をアップデートすることでしか、行動の結果は変わりません。

厳しい言い方にもなりますが、「お金がない」ことはあなたが引き起こしたことです。

 

・会社からの給料が低すぎる→給料はあなたの価値に対する評価。価値を高めていますか?

・お金がなかなか貯まらない→貯金の仕組みや考え方を整えていますか?

・お客さんがなかなか集まらない→あなたの商品やサービスを買いたいと思われる人になっていますか?

・いつもお金がない→お金の管理をしていますか?お金の勉強をしていますか?

 

お金がある人も、お金がない人も、何かしらの理由が必ずあります。

生まれた時に裕福でない家庭だったから、一生裕福でないだなんてことは、令和の現代において、あり得ません。(武士の時代だったら、あったかもしれませんが…)

 

・お金がないと嘆きながら、一生涯その現状のまま過ごすのか。

・自己投資をして、自分の価値を高めることで、自分の好きなものにお金を使えるくらい、しっかりとお金を稼いでいくのか。

あなたは選択することができます。

 

あなたは、どちらの人生が理想的ですか?

 

自己投資が高いと感じている原因はすべて自分

自己投資は、やめることは簡単ですが、始めることは簡単ではありません。

だからこそ、今、自己投資をすることができている人は、それだけでアドバンテージがあるワンランク上の人財です。

 

せっかく自己投資をするという感覚があるのだから、その始めた自己投資を大切にしましょう。

 

あなたがいま、自己投資に対して感じている「高い」という感覚は、あなた自身が原因で起こっている感覚です。

自己投資の金額が高いと感じるか、安いと感じるかはその人次第。

月収10万円の人にとっての1万円は高く感じますが、月収100万円の人にとっての1万円はそれほど高くは感じないはずです。

せっかく、自分に投資したお金。

投資して良かったと思えるように、行動をして、実践をして、その自己投資の元を取り、利益を出していきましょう。

 

 

自己投資によって、稼ぐお金が増えたり、無駄な支出を減らすことができれば、あなたは好きなものにお金を使うことができたり、さらに自己投資をすることだってできます。

一度高めた自己投資は減らさず。

どんどんと増やしていけるように。

 

自己投資を行い、その成果を出すために、行動をしていきましょう。

お金がないから、自己投資をしないのではない。

お金がないからこそ、自己投資をするのです。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。