あなたは何か物を買うとき。
その支払ったお金の”先”を考えたことはありますか?
私たちは”人”に対して、お金を支払っている
当たり前すぎて、意識しない方も多いかとは思いますが、私たちが使ったお金は、相手が受け取るお金です。
そして、受け取った方は、そのお金はまた違うことへと使います。
例えば、コンビニで100円の飲み物を買ったとしましょう。
あなたはレジに持っていって、その代金を店員さんへと支払います。
店員さんはそのお金をレジへと入れ、最終的には、店長がそれらをまとめて数え、そのお金をさまざまなことに使います。
生活費に充てたり、従業員の給料を支払ったり、商品の仕入れ代金に充てたりと。
飲食店も同じです。
あなたは出てくる食事に対して、お金を支払うことでしょう。
ただ、その支払った先は、食事に対してだけ、支払っているのではありません。
シェフの給料、家賃などのお店の維持費、ホームページなどの広告宣伝費など。
その支払うお金には、さまざまなものが含まれています。
実は私たちは、お金を目の前の欲しい物やサービスに支払っているかと思いきや、さまざまなものに支払っています。
そして、最終的に利益になれば、そのお店を経営している経営者の利益として、懐に入ったり、そこで働いている従業員の給与に還元がされたりすることでしょう。。
そう考えると、私たちは、そのお店の経営者や従業員などの、”人”に対して、お金を支払っていると言えるでしょう。
これは、どんなに大企業だったとしても、この考え方になると言えます。
あなたの好きなブランドを作った人がいる
あなたには、よく使ったり、よく買ったりするブランドはありますか?
ブランドと言っても、高いものだけではありません。
ユニクロの服ももちろん立派なブランドですし、セブンイレブンだって、ブランドです。
アイフォンだって、コカコーラだって、漫画のワンピースだって。
すべて、ブランドの一種です。
そんな、あなたが好きなブランド。ついつい買ってしまうブランド。
これを「生み出した人」が世の中には存在します。
中には、もう亡くなっている人もいるかもしれませんが、それでも、その理念や想いを引き継いで、そのブランドを守っている人がいるので、同じような位置づけになります。
あなたが好きなブランドを立ち上げた人が、そのブランドを生み出していなかったとしたら、あなたはそのブランドに出会えることはできませんでした。
そう考えると、当たり前にあるそのブランドが尊く感じてきませんか?
やはり、私たちが「良いな」と思い、お金を支払っている物やサービスのすべてに、その支払った先に”人”がいると言えます。
身近な人にお金を使おう
このように、私たちがお金を支払っているものが”人”に対してなのであれば、あなたが使うそのお金は「あなたが好きな人」に使いたくありませんか?
従業員への残業代を未払いするような会社だったり、脱税をするような社長には、なんだか使いたくないですよね?
頑張っている人や、自分のことを満足してくれる人にお金を支払いたいですよね。
私も、いくつかお気に入りの飲食店のお店があるのですが、それらのお店は料理が美味しいという理由だけで、何度も行き、お金を支払っているのではなく、「このお店がずっと続いて欲しいな」「多くのお客様に味わってもらいたいな」「店長や店員に幸せになってもらいたいな」と思い、支払っています。
仕事をする時も探せば安い業者はたくさんあるかもしれません。
名刺作成、写真撮影、ホームページ作成、アルバイト人員など。
しかし、もしも身近に、そのようなことをやっている人がいて、あなたがその人のことを好きであれば、そんな身近な人にお金を使った方が気分的に嬉しくありませんか?
「安いから」という理由ではなく、「あなただから」という理由で支払う。
その方が、お金を支払うあなたにとっても幸せなお金の使い方ですし、お金を受け取る相手側にとっても、幸せなお金の受け取り方になります。
こういうお金の使い方をしている人は、お金に愛されやすくなりますので、お金の流れが良くなったり、良い仕事ができたりもします。
何より、そのお金を支払った人から、「ありがとう」と言ってもらえること。
そして、相手から買わせてもらったものやサービスに対して、「ありがとう」と言えること。
これが好きな人同士で出来ることだけでも幸せなことでは無いでしょうか?
あなたもそんな幸せなお金の使い方を、身近な人たちにしてみてくださいね。
本日もお読み頂き、ありがとうございました。
20代に向けて「お金の本」を執筆したり、幸せになるお金の知識を伝えたりしています!