あなたは、普段、どんなことにお金を使っていますか?
「生活費に」「友達との飲み代に」「自己投資しています」
そんな感じで、答えられるのでは、ないでしょうか?
また、お金を使うことは得意ですか?
「節約をして、残りは貯めています」「できる限り、お金は使わないようにしています」
そんなことを言われる方が多いのではないかと思います。
確かに、お金を貯めることも、大切なことです。
しかし、お金を貯めているだけでは、お金が増えることはありません。
そして、幸せになることも、難しくなっていきます。
お金は持っているだけでは、何の効果も発揮しません。
使わないと、増えることもなければ、幸せに変えることもできません。
使うことに慣れていない
さて、質問です。
あなたがたまたま買っていた宝くじが当たりました。
その金額、1億円。
では、このお金。どのように使いますか?
ここで、大体答えが上がるのが、「マイホーム」「車」などではないでしょうか?
そして、「貯金」も多く出てくるでしょう。
しかし、それらは、すべて抽象的で、長期的に考えているわけでもありませんよね?
実際には、「どのように使うか」ということををあまり深く考えたことがないという方がほとんどではないでしょうか?
このように、私たちは、基本的に「お金を使うことに慣れていない」ことがほとんどです。
お金を使ったら、無くなるのではないかという想いで、使うことを躊躇いますが、お金は使わなければ、ただの紙切れです。
お金を何かと交換することで、私たちは何かを得ることができます。
それが、時間なのか、人脈なのか、幸せなのか…。
その選択肢はいつだって、あなたが持っているのです。
まずは好きなことから
では、何にお金を使えば良いのか。
それは、ダントツで、「あなたが好きなことから」です。
漫画が好きならば、漫画を買ってみる。
旅行が好きならば、旅行へ行ってみる。
食べることが好きならば、外食をする。
「そんなことに使ったら、浪費になって、意味がないのでは?」
そのように考えられる方もいるかもしれません。
しかし、大切なのは、あなたの気持ち。
もしも、あなたが、漫画を買って気分が下がるのであれば、買わない方が良いですが、買うことで気分が上がって、仕事や日常に良い影響を与えてくれるのであれば、その漫画を買うことは重要なことです。
全く、無駄ではありません。
むしろ、漫画を買ったら浪費になるからと我慢をする方が、気持ちの浪費につながります。
私たちはモチベーションひとつで、目の前のことが楽しくも苦しくもなるので、良いモチベーションを保つことは重要なことです。
ちなみに、私は、坦々麺が好きなので、結構な頻度で坦々麺を食べます(笑)
こだわった坦々麺であれば、一杯1,000円ほどする坦々麺を食べることもありますが、1,000円で自分の気分が上がるのであれば、安いものです。
喜んで支払って、美味しく食べています。
たまに、思っていた味と違って、ガッカリすることもありますが…(笑)
増やしたいと思うはず
このように、好きなことにお金を積極的に使っていくと、間違いなくこのようなことを思うことでしょう。
「もっと、この好きなことにお金を使えれば良いのに」と。
もっとお金があれば、あの漫画とこの漫画も大人買いできるのに。
もっとお金があれば、海外旅行へも行けるのに。
もっとお金があれば、あの高い名店の料理が食べられるのに。
というように。
お金を好きなことに使って、幸せを感じれば感じるほど、この感情は日に日に大きくなっていきます。
これは、当然のことですが、お金がなければ、あなたの好きなことにお金は使えません。
ということは、あなたは使えるお金を増やさなければなりません。
そのためには、自分の価値やスキルを磨いて、今よりも収入を上げる必要があります。
それが本業であれば、副業であれば、なんでも良いのですが、自分が頑張って収入を上げることで、あなたが好きなものに使えるお金は大きくなっていきます。
「収入を上げるのは、自分のため」と考えると、今よりも少し仕事を頑張れるのではないでしょうか?
私も、お金が使い慣れていない会社員初期の時には、仕事を頑張ろうと思えないこともありましたが、自己投資したいものが多くなり、お金が必要になったので、そのお金を捻出するためにも、仕事を頑張りました。
私の中の好きなものが自己投資だったため、その好きなことに使うために仕事を頑張り、それで得たお金を好きなことに使う。
これだけでも、シンプルに幸せを感じることができました。
あなたも、好きなことにお金をたくさん使うためにも、お金をしっかりと稼ぎましょう。
好きなことを突き詰めると、新たな可能性が
また、好きなことにお金を使うことには、副次的に良いことがあります。
それは、他の人よりもその分野で詳しくなるということです。
カッコよく言えば、「専門家」になれます。
例えば、あなたがアロマが好きで、さまざまなアロマを買っては楽しんでいたとしましょう。
そんなことを続けていると、自然とアロマに詳しくなることでしょう。
「この香りはこんな時に良い」「このアロマとこのアロマを組み合わせると、こんな香りになる」「この場所だったら、このアロマかな」といった風に。
しかもそれを、好きなままで楽しんで、行うことができます。
もうお分かりかもしれませんが、ここまでできると、立派なビジネスとして成り立ちます。
好きなことを仕事にできてしまいます。
私自身も、この流れで好きなことを仕事にしていきました。
最近、よく「好きを仕事に」だなんて言われますが、好きなことが仕事になるのは、その好きを極めたからです。
極めるためには、自ら能動的に、お金を使い、楽しみ、さらに楽しむために学ぶ。そして人や周りに伝える。
好きなことを突き詰めていくと、あなたの中にある可能性がさらに輝くことでしょう。
とにかく自分の好きと向き合う
これは仕事にしなさいというわけでは決してありません。
そういう可能性もあるよ、ということです。
けれど、仕事にするにせよ、しないにせよ、仕事になるくらい、お金を取れるくらいの価値になるということは、それはあなたにとっても、あなたの周りにとっても、幸せを与えられるくらいの大きな価値になっていると言えます。
だいたいのことが好きじゃないと頑張れません。
しかし、裏を返せば、好きであれば、頑張っているという気持ちがなくとも、頑張ってしまいます。
世の中で大活躍しているスポーツ選手は、お金を稼ぎたいから練習をしているというよりも、そのスポーツが好きだから、うまくなりたいから、練習をしている人がほとんどでしょう。
好きという気持ちを大事にして、向き合っているからこそ、どんどんと上達し、その価値が世の中に認められています。
これはあなたも同じです。
自分の好きと向き合って、その好きを極めるために、その好きなことにお金を使いましょう。
まずは、あなたの好きなことにお金を使うことから。
それも継続的に、積極的に使ってくださいね。
そして、ぜひ、その好きなことで学んだことや感じた幸せな感情を周りの人たちに発信をしていってください。
そうすると、その周りの人の中から、「もっと聞かせて」「もっと教えて」という人たちが出てくるかと思います。
人間というのは不思議なもので、自分以外の人に伝えるようになると、もっと詳しくなりたい、もっと伝えたいと思うようになるものです。
そのためには、さらにその好きなことにお金を使って、時間を使って、極めなければですね。
でも、それは、決して苦しいことではなく、きっと幸せなことでしょう。
なぜなら、あなたが好きなことだから。
まずは、今日から。
どんなに小さなことでも良いので、あなたの好きなことにお金を使ってみてくださいね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
20代に向けて「お金の本」を執筆したり、幸せになるお金の知識を伝えたりしています!