安いを理由にお金を使うな

お金の使い方
安江一勢
27歳で税理士をしています!

20代に向けて「お金の本」を執筆したり、幸せになるお金の知識を伝えたりしています!

 

「あ、これ、安い!買おう!」

あなたはそんな風にお金を使っていませんか?

 

この使い方。とても危険です。

一見、節約をしているように、思われがちですが、長い目でみると、余計にお金がかかってしまう場合もあります。

 

お金を使う基準は何か?

もしも、あなたが「安い」を理由にお金を使っているとするならば。

それは、お金を使う基準が「安いから」ということになります。

 

欲しい、欲しくない、ではなくて。

安いか、高いか、という基準です。

 

この「安い」を基準にお金を使う人にとっては、さまざまな場面で、「安さ」を起点に判断をしてしまうことになります。

 

服を買うときなんかだと、わかりやすいかもしれません。

「セール中?とりあえず買っておこう」

「2点セットで1,000円引き?もう1着買わなきゃ」

「いつか使うかもしれないし、安いなら買っておこう」

といった風にです。

 

確かに、気に入った服かもしれません。

でも、本当に気に入った服なのであれば、「安いから」ではなくて、「良いから」で判断をすることになるでしょう。

 

「この服気に入った!しかも安い!」

これが「欲しい」を基準にしたお金を使い方になります。

 

あなたはどちらの使い方をしているでしょうか?

 

安く買えることは良いことだけれど…

もちろん、安く買うことができることは良いことです。

全く同じ物があるとして、安く買えるのであれば、安い方が良いに決まっています。

 

しかし、大抵の場合において、安いものには理由があります。

 

サービスが悪い。質が悪い。すぐに壊れる。など。

 

さらには、もう一つ大きなデメリットが。

それは、「大事にしにくい」という点です。

 

あなたは、「安い」を理由に買ったものを大切にすることができる人ですか?

これで「いつも大切に使っています!」と言える方は、何も言うことはありません。

 

けれど、

「安いし、捨てても良いか」「また、買えば良いか」「結局、使わなかったけど、安かったから良いか」

といった風に思ってしまう方は要注意。

 

安いからこそ、粗雑に扱ってしまう。

これを積み重ねていくと。

結局のところ、しっかりと高いお金を出した方が、得をすることだってたくさんあります。

 

なんとなく100円ショップで買ったバックと、ボーナスで買った欲しくて仕方がなかったブランドもののバック。

あなたはどちらを大切にするでしょうか?

 

少なくとも私は、ブランドもののバックを大切にしてしまうかもしれません。

なぜならば、「欲しかったもの」だったから。

 

物を粗雑に扱うということは、お金を粗雑に扱うということと同じこと。

お金を粗雑に扱う人には、お金は集まってきません。

 

もしも、粗雑に扱ってしまっているのであれば、その扱い方は、今すぐに見直した方が良いでしょう。

 

「欲しい」「良い」を基準にして、お金を使おう

さて、では、ここで、質問です。

あなたが友人と居酒屋に行くとして、以下のお店だと、どちらのお店を選びますか?

 

A店:とにかく安い!今ならドリンク一杯無料!(一人当たり1,500円くらい)

B店:シェフがこだわった美味しい食事を提供します!(一人当たり3,000円くらい)

 

もちろん、その時の金銭状況にもよるでしょう。

ただ、もしも、美味しいものを食べよう!と思っていたとして、予算が3,000円くらいだったとすれば…。

 

ぜひ、B店を選ぶようにしてください。

もしかすると、「A店に行ったら、1,500円浮くじゃん」と思ってしまうかもしれません。

 

しかし、これは実際に経験された方も多いかもしれませんが、A店に行くと、安い食事に安いお酒を飲み食べすることで、物足りなさを感じて、もう一軒行ってしまうことになったり、余計なメニューを頼んでしまうことでしょう。

「なんか美味しくなかったから、次はB店に行こう」と結局B店に行くことになってしまうかもしれません。

これは、初めからB店に行っていれば、A店に行くことは無かったでしょう。

そう考えると、B店に行くよりも、余計お金がかかってしまうことになります。

 

「安い」という言葉は確かに魅力的ではありますが…。

その甘い誘惑に流されすぎないようにしてくださいね。

 

あくまでも、お金を使う基準は、「欲しい」か「良い」かです。

本当に欲しい物であれば、良い物であれば、金額はいくらであれ、そのお金は使ってください。

その方が必ず幸せになれます。

 

幸せなお金の使い方をしている方ほど、「安い」を基準にお金を使うことはありません。

「欲しい」「良い」を基準にお金を使います。

 

私たちにとって、大切なお金だからこそ。

その使い道は、自分が幸せになれる方に、使ってくださいね。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございました!