お金に色をつけよう

お金の使い方
安江一勢
26歳で税理士をしています! 20代に向けて「お金の本」を執筆したり、幸せになるお金の知識を伝えたりしています!

あなたは給料や賞与をもらった時に、そのお金の使い道を決めていますか?

なんとなく使ってしまってはいませんか?

 

もし、あなたが「お金を貯めたい」「お金を増やしたい」と思っているのならば。

お金の仕組みを整える必要があります。

 

大きく考えるのではなく細かく考える

例えば、あなたの給料が20万円だったとします。

さあ、給与日。

通帳に、20万円が振り込まれます。

 

その時、あなたが「いくら使える」と思いますか?

 

この時、20万円と思ってしまったならば、注意が必要です。

稼いだお金が20万円なだけであって、使えるお金が20万円というわけではありません。

 

あなたはその20万円から、家賃を払ったり、携帯代を払ったり、光熱費を払ったりをしなければなりません。

奨学金の返済や車のローン返済がある方もいるでしょう。

 

そう考えると、実際、あなたが使えるお金というのは多くはありません。

20万円と大きく考えることで、よく分からなくなりますよね。

 

そんな時は、大きく考えるのではなく、細かく考えるようにしましょう。

 

まずは収入を10等分してみましょう

細かく考える際のポイント。

それは、収入を均等に分けて、考えるというものです。

 

イメージをするならば、ホールケーキやピザの取り分けです。

友人や恋人との食事の際に、テーブルにそれらが運ばれてきた時、ケーキやピザにそのままかぶり付く人はなかなか居ないかと思います。

まずは、ナイフやカッターで切りますよね?

そのイメージです。

 

給料が通帳に入ったら。

ひとまず、10等分してみましょう。

 

20万円であれば、20万円÷10等分で1口2万円になります。

 

20万円という大きな枠で考えるのではなくて、1口2万円を10口と考えてみてください。

これだけでも、あなたが使えるお金が明確になっていきます。

 

お金に色を付けよう

さて、では、最後の仕上げです。

この、分けた10口に対して、それぞれ色を付けてあげてください。

 

「色」と言っても、「カラー」ではありません(笑)

意味を持たせてあげましょうという意味です。

 

引き続き、先ほどの20万円の例でお伝えをします。

まず、この10口にそれぞれアルファベットを付番してあげてください。

AからJまで。

 

そして、毎月かかる固定費をこのそれぞれのグループに当てはめてみてください。

 

A:家賃

B:家賃

C:家賃

D:携帯電話・ネット代

E:光熱費・保険代

F:奨学金返済

G:食費

H:外食費・交際費

I:趣味代

J:余り

 

こんな感じです。

 

こうすると、自分の使えるお金が、明確になるかと思います。

収入が変わらないのであれば、比較的、自由にコントロールしながら、使えるのは、H〜Jの項目です。

この部分を、趣味に充てるのか、自己投資に充てるのか、貯金に充てるのか、運用に充てるのか。

 

それは、自分で選択ができる部分です。

ちょっと豪華な旅行に行きたい人は、貯金に充てるべきですし。

大好きなアーティストのライブがあるなら、趣味に充てるべき。

自分の価値を高めて、もっとお金を稼ぐんだという人は、自己投資をするべき。

 

そんな風に、自分の目的であったり、なりたい自分に向けて、お金を使っていきましょう。

 

なんとなく、使うのではなくて。

色をつけて、意味を込めて。

 

そうすれば、お金はあなたを理想へと運んでくれますよ…!

 

 

本日もお読み頂き、ありがとうございました。