「投資って難しそう」
そんな声を多く聞きます。
確かに、本格的に投資をすることになった場合には、多大な知識が必要です。
しかし、それは「投資で生計を立てていく」レベルの方たちの話です。
一般の方であれば、お小遣い稼ぎや副業として、興味がある方がほとんどではないでしょうか?
そんな場合には、必要最低限の知識があれば、投資を始めることができます。
投資を難しいと思うのは、その世界を知らないだけ。
知ってみれば、そんなに難しいものでもないですよ!
投資とは?
そもそも投資とは何なのでしょうか?
これは、お金を何かに変えて、利益や損失を得ることを言います。
投資信託、株式、外貨、不動産、仮想通貨、金、など。
投資をする先には、さまざまなものがあります。
もちろん、利益になってお金が増えることもあれば、損失になって減ることもあります。
あなたが投資をすることなく、お金を持っているだけであれば、増えることもなければ、減ることもありません。
では、増えることがあるなら、多くの人が投資にチャレンジしそうなものですが、減るということに目を向けてしまうのが、私たち人間です。
損失することを自然と嫌い、避ける傾向にあることは、心理学の世界ではプロスペクト理論と呼ばれ、科学的にも証明がされているあまりにも人間的な傾向でもあります。
そのため、投資のことを知って、そのリスクを受け入れることができなければ、なかなか投資を始めることは出来ません。
投資のリスクを知ろう
あなたがイメージする投資とはどのようなイメージですか?
大体は、「安い時に買って、高い時に売る」というものではないでしょうか?
A社の株を120,000円で買って、200,000円になったら売るというような。
80,000円の利益だね。といったイメージではないでしょうか?
この時に、50,000円になったら、どうしよう。0円になったらどうしよう。と思ってしまい、投資は怖いというイメージを持ってしまう方も多いのではないでしょうか?
たしかに間違ってはいません。これは投資における大きなリスクの一つです。
しかし、投資のやり方はこれだけではありません。
この方法はいわゆる「一括投資」
値下がった時に買って、値上がった時に売るというスタンスです。
ずっと、レート(株価)を見ておかないといけないので、ストレスでも手間でもありますよね?
そんな時にお勧めしたいのが、「積立投資」です。
リスクを減らせる積立投資
一括投資は、一気に購入して、一気に売るというスタンスです。
そのため、買うタイミングと売るタイミングを見極めなければなりません。
それに対して、積立投資は、コツコツ毎月投資をしていくスタンスです。
毎月1万円ずつを購入して、積み上げていく。
買う時は株価が高いかもしれないし、安いかもしれない。
それでも、関係なく、ひたすら1万円ずつ購入していくやり方です。
この方法は、「ドルコスト平均法」とも呼ばれ、比較的リスクを減らせる投資として知られています。
詳しくは、また違う記事でお伝えをしようと思いますが、SMBC日興証券のデータによると、2000年から毎月3万円ずつ、日経平均に連動した銘柄に、投資を20年間続けたとすると、720万円の積立金が1469万円になったそうです。ほぼ、2倍になりました。
その20年間の中では、もちろん上がったり、下がったりがありました。
ただ、そんなことは気にせずに、ひたすら毎月コツコツ3万円積み立てたからこそ、20年間で2倍にすることができました。
投資を短期間ではなく、長期間で見ることで、確実に値上がりしている時に利益を確定することができる。
これは、長期間積み立てることができる若い世代だからこそ、できること。
そう考えると、20代のうちから、投資をしておく方が、賢明ですよね。
銀行口座に入れておいても、微々たる金額の利息しか付きませんからね。
投資をしないことが目に見えないリスクである
もちろん、今の生活を壊してまでする必要はありませんが、もしも貯金上手な方であれば、その一部をローリスクの積立投資に回してみてくださいね。
積立投資は、長い期間積立れてば積み立てるほど、効果が出てきます。
無理のない範囲で、コツコツと積み立てていってくださいね。
ただ、投資にリスクゼロというのは、ありません。
利益というメリットが出るということは、もちろんリスクを負う可能性もあります。
未来のことなんて、誰もわかりませんから。
しかし、「投資をしない」ということも、リスクとも言えます。
周りが投資をして、お金を動かしてお金を増やしているのに、あなたはお金を寝かしているだけであるならば、その差額は、目に見えない損失です。
他の人が投資に回していたお金を貯金することができたのであれば、あなたはそのお金を投資に回せたはずです。
もしかすると、倍になっていたかもしれない。
そう考えると、増えたはずのお金が増えていないということになるので、損失ですよね。
機会損失だなんて、言ったりもします。
考え方によっては、これも立派なリスクと言えますね。
と、考えると、どっちにしても、リスクを負うのだから…。
メリットの大きい方のリスクを取るようにしましょう!
今後も、投資の話の入門編はお伝えしていきますので、お楽しみに!
お読みいただき、ありがとうございました。
20代に向けて「お金の本」を執筆したり、幸せになるお金の知識を伝えたりしています!