配当収入で収入の幅を広げよう

お金の知識
安江一勢
27歳で税理士をしています!

20代に向けて「お金の本」を執筆したり、幸せになるお金の知識を伝えたりしています!

 

働かなくてもお金が入ってくる。

いわゆる「不労所得」と言われるものです。

 

そんな不労所得には、さまざまなものがありますが、今回はその中でも「配当収入」について、お伝えをしていきます。

 

そもそも配当収入って?

配当収入とは、配当金による収入のことをいいます。

この配当金とは、企業が株主に対して支払うお金のことをいいます。

 

日本の企業のほとんどが株式会社です。

株式会社は株主からお金を集めて、事業活動を行っています。

そのため、企業は利益が出ると株主に対して「ありがとう」の気持ちを込めて、配当を渡します。

 

配当金は持っている株の数に応じて、変化するため、たくさん持っている人はたくさん配当金がもらえます。

もらえる金額もその企業によって、さまざま。

企業の利益が出れば出るだけ、株主がもらえる金額も多くなります。

 

配当収入は、あなたがどれだけ働いているのか、あなたがどんな仕事をしているのかは一切関係ありません。

あなたが多くのお金を企業に投資し、その投資をした企業がうまくいけば、あなたも潤います。

 

仕組みさえ整えてしまえば、それこそ働かずともお金が入ってくるものが配当収入による生活です。

 

どれくらいのお金が入る?

では、実際にそんなことが可能なのかというと、自由に使えるお金がたくさんあるならば、可能です。

しかし、結構、夢のような金額が必要です。

 

配当の世界には、配当利回りと言われる指標があります。

これは、購入した株価に対して、1年間でどれだけの配当をもらえるのかというものです。

 

日本では、一般的に良いといわれる配当の配当利回りは、3パーセントから5パーセントと言われています。

そのため、配当利回りが3パーセントの株式で、年間90万円の配当金を得る場合には、90万円÷3パーセントで3,000万円の株式を保有する必要があります。

 

年間90万円では生活ができません。

通帳に必要のないお金が、3,000万円以上あるのならば、株式に変えると、年間で90万円もらえるので、預金利息よりは良いかもしれませんが、なかなか現実的な数字ではありません。

 

30万円の株式の保有ならば、年間9,000円の配当収入です。

こっちの方が、現実的な考え方かもしれませんね。

 

ただ、あくまでも、使わないお金の範囲の中で。

余裕資金の中で、行ってくださいね。

 

誰でも始められる?

では、誰でも始められるのかというと、誰でも始められます

 

NISAの時と同じように、楽天証券やLINE証券など、証券会社に口座を作成し、お金を入金して株式を購入していきます。

その株式に配当金があれば、その所有株数に応じて、配当金が支払われます。

 

好きな飲食チェーン店や好きなブランドショップ、利益が出そうな企業など、自分が好きな企業に自分の責任のもとで買っていくことになります。

ある程度、簿記の知識や財務諸表を読む知識があれば、その株式を購入する前に、財務諸表を読み込むことも大切です。

 

利益が出る会社には必ず理由があります。

投資に「確実」はありませんが、ある程度の「予測」をすることはできるでしょう。

 

そのためには、知識を身につけることや、多くの経験が必要になります。

残念ながら、ラクして稼げるものは、なかなか無いということですね(笑)

 

お金に働いてもらう仕組みを作るのは大切なこと

「お金が無くなるならば、危険そうだからやめておこう」

そういう意見もあるかもしれませんが、実際には、お金に貯めるだけではなかなか増えません

やはり、お金自体に働いてもらわないと増えていきません。

そのような仕組みを整えるための一つの方法が、株式投資です。

 

株式投資には、この配当の側面と、株価の値上がりによる売却益の側面があります。

持っている時には配当収入が、売る時には売却収入が、それぞれ入ってくるようなイメージです。

 

もちろん、株式は値下がりすることもありますので、一定のリスクは生じます。

配当金も定額が毎年もらえるわけでもありません。

その部分のリスクを踏まえた上で、良いと思えるならば、資産運用をするのも良いかもしれません。

 

そうやって、お金に働いてもらうことで、あなたのお金は増えていきます。

通帳に入れているだけの30万円は30万円にしかなりません。

しかし、株式投資をすれば、その30万円は毎年9,000円ずつ稼ぎ出してくれます。(利回り3パーセントの場合)

 

これを10 年間続けると、9万円も増えます。

 

お金持ちがまたお金持ちになるのは、このようにお金に働いてもらっているからです。

 

収入のポケットは複数持っておく

先行き不透明な現代において。

収入を稼ぎ出す源が一つだけというのは、ある意味リスクです。

 

その会社が倒産したら?

あなたがその仕事ができなくなったら?

今と同じペースで働けなくなったら?

 

そのような可能性は誰にでもあります。

だからこそ、そのリスクは事前に備えておきましょう。

 

副業を始めるのも良し、配当収入などを増やしていくのも良し。

複数の収入の柱をつくり、一つの収入に依存をしすぎないようにしましょう。

 

それがこれからの時代でさらに重要となってくる働き方の一つではないでしょうか?

 

あなたの預金に眠っているお金があるならば。

自分が良いと思うものに、お金を働かせて、「収入の幅」を増やしていってくださいね。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

(参考:SMBC日興証券ホームページ「配当利回り」)