おはようございます!安江一勢です!
だいぶ寒くなり、秋というより、冬が近づいてきた感がありますよね。
今年もあと2ヶ月ちょっと。
大事に大事に過ごしていきましょう!
さて、今日は知識編ということで、この時期にトピックに挙がる「ふるさと納税」について、お伝えをしていきます!
ふるさと納税とは
まず、はじめに、勘違いをしている方が本当に多いので、お伝えをしておくと、
「ふるさと納税」は「節税」にはなりません。
お金の専門家やファイナンシャルプランナーと謳っている人の中で、半端な知識しかない方は、もれなくふるさと納税を節税をいいます。
ただ、ふるさと納税は節税にはなりません。
では、ふるさと納税とは何なのか?
それは、ざっくりお伝えをすると、「納税場所を変更する手続き」のことをいいます。
例えば、今あなたが東京で働いているとします。
すると、あなたの税金(住民税)は、その住んでいるところに納めることになります。
つまり、この場合であれば、東京に納めることになります。
まあ、この仕組み自体は、今、あなたがその場所で働いているので、その地域を使っているということで、税金を納めるという仕組みは、当然といえば、当然です。
ただ、ここにひとつの問題が生じます。
それが地方と都会の格差です。
田舎には納税が少なくなる
この場合において、東京で働いているといっても、その人が東京で生まれているかどうかはわかりません。
おそらく、東京で働く人のほとんどが地方出身者です。
私も、現在福岡に事務所を構えて、事業を行っており、自宅も福岡にあるため、福岡に納税をしていますが、育った場所は対馬(長崎)です。
そのため、長崎で育ったにも関わらず、福岡に納税をするということをしています。
住民税として納税されたものは、その地域の観光や教育、インフラ整備などに使われていきます。
すると、地方で育った人たちが、都会に出て、その都会に納税をすることになるので、地方で使える税金がどんどんと減ってしまうのです。
地方で生まれ育った人が、その地域でずっと働いている場合であれば、問題はないのですが、田舎地域であればあるほど、人は都会に働きにいきます。
そうしていくと、税金が集まらない地方と集まる都会で、その格差はどんどんと広がり、さらに地方から都会への人の流入が増えていってしまうのです。
これは良くないですよね。
故郷や地元が廃れていってしまいますから。
ふるさとに納税を
そこで生まれたものが「ふるさと納税」です。
このふるさと納税を使うと、あなたは自分の納税を好きな自治体にすることができます。
地元にしても良いし、故郷にしても良いし、旅行に行って良いなと思ったところにしても良い。
一定の制限はありますが、そのように自分の好きな自治体に納税をすることができるのです。
ただ、そんな面倒なことをいちいちする方は、ほとんどいません(笑)
そんな時に、生まれたものが今のような「返礼品がもらえる」という特典です。
例えば、北海道に納税をすると、美味しいカニが届いたり、広島に納税をすると、新鮮な牡蠣が届いたりと、選んだ自治体に納税をすることで「返礼品」が届くようになったのです。
これは、なかなか画期的ですよね。
そして、これがハマりました。
「ふるさと納税」をして、返礼品をもらおう!ということで、多くの人が「ふるさと納税」をすることになったのです。
お得だからも大事だけど
そのため、本来の趣旨は「ふるさと」や「応援したい地域」に納税をするということがふるさと納税の本質です。
ただ、今ふるさと納税を行っている人のほとんどが、「返礼品ありき」で行ってしまっています。
これも特に悪いことではありません。
私も魅力的な返礼品ありきでふるさと納税をすることもありますから。
しかし、何でもバランスが大事です。
本質からズレては、全く意味がありません。
そこで、私は毎年必ず、育ち故郷の対馬に、一定のふるさと納税をしています。
正直、あまり魅力的な返礼品は無いのですが…(笑)
それでも、育ててもらった対馬の観光資源や教育資源に、自分の税金をしてもらいたいという想いで、対馬にふるさと納税をしています。
大人になったからこそできる、こういう社会貢献はとても大事ですよね。
ふるさと納税は金額の限度額や独特の計算方法、期限など、さまざまな制約があります。
行う時には、しっかりと学んでから、行うようにしましょう!
大人として、税金に興味を持つためにも、ぜひ時間をとって、少額からでも、ふるさと納税をしてみてくださいね!
まあ、返礼品ももらえますから(笑)
何もしなければ、ただ納税をして、それで終わりです。それが、ふるさと納税をすることで、納税することで返礼品がもらえてしまうのです!
知識があれば、得になったり、有利になったりする社会。
ぜひ、これからも知識を身に付け、お得に優位に過ごしていってくださいね!
それでは、今日はこれくらいで!
今日も良い一日を!