あなたは、周りの人に対して、渡しているものが多いですか?
それとも、もらっているものが多いですか?
今日はそんなお話です。
人間関係はバランスで成り立っている
人の悩みのほとんどは人間関係から生まれると言われるほど、私たちは人間関係の悩みを持つことが多いです。
あなたも少なくとも一度くらいは悩んだことはあるのではないかと思います。
・上司とソリが合わない。
・恋人とうまくいかない。
・友達とすぐに喧嘩をしてしまう。
・よくトラブルに巻き込まれてしまう。など。
人はそれぞれ違うからこそ、さまざまな問題に直面をしてしまいます。
ただ、逆に、トラブルが起こることなく、円滑な人間関係を築ける人もいるかと思います。
・この人となら、阿吽の呼吸で仕事ができる。
・長く付き合っているが、喧嘩をしたことはない。
・揉める種すら、見当たらない。など。
そして、これは、どのような人に対しても同じようにではなく、トラブルが起きやすい人と起きにくい人とがあると思います。
いったい、この違いは何なのでしょうか?
借りが多い人からは人が離れていく
カップルが別れる際に、よく聞く言葉。
あなたも友人からこんな恋愛相談をされたことがあるかもしれません。
「私は彼(彼女)にこんなに尽くしているのに、相手は何もしてくれない。」
「たくさんプレゼントしたのに、私は(俺は)何ももらえない。」など。
友人関係でもあったりもしますよね。
「あいつは誕生日プレゼントをもらってばかりだ。」
「甘えるばっかりで、自分で動こうとはしない。」など。
これはどんなことが起こっているか。
それは、トラブル元の相手が、あなたに対して、借りをつくっている状態です。
あなたは貸している状態。
逆に、あなたが誰かに甘えすぎていたり、頼りすぎていたり。
いろいろと尽くしてもらっているのに、優しくしてもらっているのに、ワガママや文句ばっかりを言っていたら?
それは、あなたが、相手に対して、借りが多くなってしまっているかもしれません。
このような状態になった時、相手とのトラブルが発生しやすくなります。
相手の器の大きさに応じて、その我慢の幅は広がりますが、それでもいつか壊れてしまいます。
人間関係はバランスが何よりも大切。
借りたら、返す。このスタンスが大切です。
借りて、返さない人からは、人は離れていきます。
もしも、あなたが友人にお金を貸して、そのお金を返してもらえなかったら。
あなたはきっと、その人に二度とお金を貸すことはないでしょう。
それと同様で、借りたものを返せない人は、だんだんと借りれるものが少なくなっていってしまいます。
借りることは悪いことではない
もちろん、借りることは悪いことではありません。
時には人に甘えることも、頼ることも大切です。
どうしようもない時や悩んでいる時には、人の助けがあってこそ、解決できることはたくさんあります。
自分一人の力なんて、そんなに大きいものではありません。
だからこそ、「あなたならまた貸したい」と思ってもらえるような存在で居続けられるように、借りたら、返す。
相手が困っていたら、貸してあげる。
このお互いの貸し借りのバランスが多くもなく少なくもない関係性こそ、良い人間関係の状態と言えます。
あなたには、今、借りっぱなしになってしまっている人はいませんか?
もしいたら、感謝の気持ちを伝えたり、何か役に立てることはないかと聞いてみたりと、返せることから、返しましょう。
貸しの多い人生であれ
あなたには貸せるものがたくさんあります。
お金だけではありません。
時間、経験、安心感、笑顔、気遣い、優しさ、人脈、信頼など。
この他にも数えきれないほど、たくさんのものがあるでしょう。
これらをどれだけ人に貸せるか。
困っている人に、求めている人に、貸してあげられるかが、あなたの幸福感を高めます。
時には、借りることもあるでしょう。
それでも、借りたもの以上に、貸すことができれば、あなたの純財産はプラスとなります。
逆に、借りたものが貸したもの以上に多ければ、あなたの純財産はマイナスとなってしまいます。
あなたが優しく手を差し伸べたその”貸し”は、相手を救うきっかけになるかもしれません。
あなたが紹介をしたその人のおかげで相手は人生のパートナーを出会えるかもしれません。
貸しが多い人には自然と良い人たちが集まります。
そして、貸しては、返してもらい。借りては返す。
そのようなことを続けていくと、信頼関係が強まり、一生涯の関係性となります。
もう一度言います。
あなたには貸せるものがたくさんあります。
一度きりの人生。貸しの多い人生でありたいですね。
今日も、お読み頂き、ありがとうございました。
20代に向けて「お金の本」を執筆したり、幸せになるお金の知識を伝えたりしています!