誰でもできる貯金の仕方

お金の使い方
安江一勢
27歳で税理士をしています!

20代に向けて「お金の本」を執筆したり、幸せになるお金の知識を伝えたりしています!

 

あなたは貯金が得意ですか?

お金の管理をすることは簡単ではないので、苦手だという方も多いでしょう。

”なんとなく”では貯まらないのがお金です。

 

使うお金が少なかったら…。

お金が余ったら…。

残業代を多くもらえたら…。

 

貯金をしようと思った時に、このようなことを思ったことはないですか?

これでお金を貯めることができれば良いんですが、なかなかこれでは貯まりません。

意識をしなければ、お金を使ってしまうのが、私たち人間でもあります(笑)

 

では、どのようにすれば、貯金ができるようになるのでしょうか?

 

初めから無いものとして考える

貯金ができるようになるためのキーワードはひとつ。

「先取り」です。

 

お金がなかなか貯まらない人にとって、貯金は「後でやろう」といった感覚では無いでしょうか?

給料から必要なものを払って、残ったお金の中で貯金をする。

これは「後取り」です。

 

このような、後付けでは、なかなかお金は貯まりません。

言ってみれば、お金を貯める仕組みができていない状態です。

 

そんな状態ならば、お金を貯める仕組みを作らねばなりません。

そのための方法こそが、この「先取り」による貯金です。

 

貯金用の通帳をつくろう

先取りの貯金をするために、まずしなければならないことが2つあります。

 

それは、

1、毎月積み立てる金額を決める

2、貯金用の通帳をつくる

 

この2つだけです。

簡単ですよね?お金もかかりません。

ただ、この2つをするだけで、あなたも貯金ができるようになります。

 

毎月積み立てる金額については、収入の10%をオススメします。

月収20万円の方であれば、2万円。30万円の方であれば、3万円です。

 

つまり、残りの90%部分で生活をしようということになります。

 

家賃だって、携帯だって、電気代だって。

毎月決まった金額を支払わなければ、使えなくなりますよね?

 

その感覚と同じです。

「決まった金額を貯金をしなければならない」

そのように先に決めることで、あなたは自然と貯金することができてしまいます。

 

注意点

ただ、注意点もあります。

 

それは、一度設定した金額は安易に変更しないということです。

飲み会続きでお金が厳しくなったから。欲しい服を買いすぎたから。

そんな理由で、貯金する金額を減らすことは許されません。

 

貯める金額を増やす分は構わないですが、基本的には収入の10%くらいで良いのではないかと思います。

貯金をすることが目的ではありません。

自分に万が一のことがあったときのためや、やりたいことが見つかって大きな自己投資をするときのために行うのが貯金です。

 

今の時代は、通帳にお金を預けていても、お金が大きく増えることはありませんからね。

給料の3ヶ月から5ヶ月分くらいの貯金があれば、十分ではないかと思います。

 

貯金を取り崩すタイミング

では、この貯金を取り崩すタイミングは「非常事態」です。

 

この非常事態とは、悪い意味だけではありません。

良い意味での非常事態も含まれます。

 

悪い意味の方では、事故による慰謝料の支払いやリストラに遭ってしまったりなど。

どうしようもないお金が発生したときのことです。

いざというときにお金がないと、困ってしまいますよね。

そんな時に困らないようにしておくのが、貯金の目的のひとつです。

 

良い意味の方では、やりたいことや夢を叶えるために行うべきことが発生したときです。

取得したい資格が見つかった時。大好きな親友の結婚式。理想の結婚式を挙げるため。

このような自分の中での人生のターニングポイントこそ、ある意味「非常事態」とも言えます。

 

そんなチャンスや大事な瞬間が来た時に、お金を理由にその夢を諦めてしまってはもったいない。

そう考えると、これらを満たすための貯金は必要だと言えます。

 

そして、そんな時にこそ、お金を使う必要があります。

 

「貯金をしておいてよかった」

と言えるように、必要な分の貯金額は貯めていきましょう。

 

考えないで良いように仕組み化してしまう

先取り貯金を続けるためには、とにかく「仕組み化」です。

面倒なことはとにかく排除しましょう。

 

となると…。

毎月、定額のお金を振り返るというのは、面倒ですよね?笑

 

人間というのは、面倒であればあるほど、手間が多ければ多いほど、習慣化にしにくくなってしまいます。

そのため、面倒さを排除する仕組みが必要です。

 

この先取り貯金の場合には、給与が振り込まれる通帳から、貯金用の通帳に、自動で送金されるように設定を行いましょう。

銀行にもよりますが、1,000円くらいの手数料で、自動でお金の振り替えを行う「自動送金」というサービスがあります。

窓口に行けば、できてしまうので、はじめは面倒かもしれませんが、一度設定をしてしまえば、私たちは何も考える必要がなくなります。

 

これこそが、習慣化のコツでもあり、いつの間にか貯金ができてしまうという仕組みです。

ぜひ、試してみてくださいね。

 

また、貯金が溜まってきたら、その一部を積立投資などに回して、お金に働いてもらうことも重要です。

この場合も、積立投資などを活用して、仕組み化して行うことが、一番ですね。

 

貯金以外の金額は逆に使おう

いかがでしたでしょうか?

 

貯金は必要以上に行う必要はありませんが、最低限はしておく必要があります。

先取り貯金を活用して、計画的に自動化して貯金をしていってくださいね。

 

そして、逆に…。

貯金をすると決めた以外のお金は「使って」ください。

 

お金は使うことでしか増えません。

貯めるだけで増える時代は終わりました。

今は、使うことで増える時代です。

 

では、ただ使うだけで良いのか?と言われると、そうではありません。

 

支払った金額が自分に返ってくるお金の使い方。

いわゆる「自己投資」として、お金を使ってくださいね。

 

自己投資の金額を増やして、自己投資から多くの学びや経験を得ることによって、収入が上がり、扱えるお金も増えていきます。

お金が増えれば、貯金をできるお金も増えますよね?

 

10%は勝負の時に貯金をして。

90%は今と未来のために使っていく。

 

このお金の使い方ができれば、あなたは今よりもお金に恵まれることになるでしょう。

まずは、貯金用の通帳をつくって、自動送金をすることから、始めてみてくださいね。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。