マイホームに関わる税金

お金と税金
安江一勢
27歳で税理士をしています!

20代に向けて「お金の本」を執筆したり、幸せになるお金の知識を伝えたりしています!

 

夢のマイホーム。

建築をすると、あなたは一城の主です。

 

マイホームを取得する際には、大きなお金が動きます。

何千万円もののお金を借りることになったり、両親からお金を援助してもらう方もいるでしょう。

 

そんな時、お金のことを考えなければいけないのは、他の誰でもないあなたです。(または旦那さん又は奥さん)

不動産会社は、建ててほしいからこそ、無責任に「あなたの収入なら大丈夫」と言ってきます。

銀行は、返せる人に対しては「この年収があれば、これくらいまでは貸せます」と、あなたの人生プランなどは気にすることなく、言ってきます。

相手も商売です。

結局のところ、自分のことは自分で考えなければなりません。

 

「え?そんなお金が発生するの?知らなかった」

そうならないように、マイホームを取得する際・取得した後に発生する税金について、お伝えをしていきます。

 

知らないからこそ、不安になる。

まずは、税金の知識を身につけることから始めましょう。

 

取得した時にかかってくる税金

取得した時にかかってくる主な税金はこれらです。

 

印紙税

マイホームを購入する際またはマイホームを建築する際、不動産会社や建築会社と契約書を締結します。

そのときに生じるのが「印紙税」です。

 

印紙税は契約金額によって、その金額が変わります。

だいたい、1万円から3万円程度です。

収入印紙の購入をもって、印紙税の納税とみなされます。

 

登録免許税

次は登録免許税です。

これは、マイホームが完成したときに、その事実を国に証明をする「登記」というものを行います。

その際に、登録の際の税金として、「登録免許税」の納付が行われます。

 

登記は、基本的に司法書士さんにお願いをすることが多く、司法書士への報酬の中に、この登録免許税は含まれています。

マイホーム代金と同時に請求をされることがほとんどなので、支払っている感覚はあまりないかもしれませんが、実は納税をしています。

 

※贈与税

余談として、贈与税についても触れておきます。

贈与については、他の記事(「お金をもらったときの税金」)でもご説明をしている通り、一定の金額を超えて、お金をもらうと、もらった人に税金がかかってきます。

 

家を買うときには、両親から援助を受けることもあるでしょう。

そんなときに、気を付けておかないと、贈与税が発生してしまうことがあります。

 

住宅資金の贈与については、しっかりとした手続きを踏むと、一定の金額までは贈与税はかかりません。

マイホーム建築の際に、援助を受ける場合には、思わぬ税金を払わなくて良いように気をつけておきましょう。

 

取得した後にかかってくる税金

次は、マイホームを取得した後にかかってくる税金です。

建築直後に1度のみかかってくるものと、毎年継続的にかかってくるものの2つがあります。

 

不動産取得税

マイホームを取得又は建築した後に、そのマイホームの大きさや土地の価値の高さに応じて、「不動産取得税」というものを納めなければなりません。

1回きりです。一度納めたら、終わりです。

 

不動産取得税は新築の場合には、期限内に申告をすることで大幅に減税をすることができますが、面倒だなと思って申告を後回しにしていると、想像以上に高額な税金を納めることとなってしまいます。

 

税金関係は、期限を過ぎてしまうと、どうしようもありません。納めるしかありません。

「知りませんでした」では済まされないものが税金です。

 

払わなくて良い金額を払わなくて良いように、税金関係(特に不動産取得税)については、期限を意識するようにしましょう。

 

固定資産税

次は、毎年納めなければならない税金です。

それが「固定資産税」です。

 

毎年4月ごろ、市町村の方から「固定資産税納税通知書」というものが届き、年4回に分けて、固定資産税を納税しなければなりません。

不動産をあなたが持ち続ける限り、固定資産税を納める義務が生じます。

 

納める税額は、不動産取得税と同様、マイホームの大きさと土地の価値により、変動します。

東京の一等地なんかにマイホームを建築してしまうと、固定資産税だけでも、毎年相当な金額になるでしょう。

 

住宅ローンの返済だけでなく、固定資産税の納税が毎年発生することも、収支計算にしっかりと入れておきましょう。

 

取得することで安くなる税金

さて、ここまで、納めることばかりをお伝えしてきましたが、マイホームを取得することで、税金が安くなることもあります。

それが「住宅ローン控除」と言われるものです。

 

所得税・住民税

住宅ローン控除はいろいろと種類があるので、ここでは最も一般的なものをお伝えします。

マイホームを住宅ローンによって、取得した場合、安くなる税金は、毎年の所得税と住民税です。

 

所得税と住民税は会社員の方であれば、毎年の給与明細から引かれるもので、住宅ローン控除が適用されると、大幅に引かれる税金が減り、手取りが増えます。

基本的には、10 年(新型コロナウイルスの影響により、10 年以上になるものもあります)もの間、所得税と住民税が軽減されます。

 

マイホームを取得した年のみ、確定申告をしなければなりませんが、2年目以降は年末調整でその処理は終わります。

ローンや固定資産税など、支払うものは増えるけれど、手取りも一定期間は増える。

 

うまくバランスが取れている制度ですね。

 

ただ、住宅ローン控除は、あまりに収入が高い人の場合には、適用できませんので、一般的な会社員を想定されて創設された制度なのでしょう。

あなたがエリートサラリーマンであったりだとか、バリバリの経営者の場合には、あまりメリットを受けれないかもしれませんね。

お金持ちには、厳しいですね(笑)

 

売却するときにかかってくる税金

最後は、いつの日かマイホームを手放すときの税金です。

少し先の未来の話になるかもしれませんが、マイホームを売るときにも、税金がかかることを頭の片隅に入れておきましょう。

 

譲渡所得税等(所得税・住民税)

マイホームを売却する際には、その利益に対して、譲渡所得税及び住民税が課税されます。

税率は、そのマイホームを5年を超えて住んでからの売却である場合には、20.315パーセントです。

5年以内である場合には、39.63パーセントの税率です。

 

利益の計算方法については、長くなってしまうので、また別の記事でお伝えしようとは思いますが、マイホームの売却については、3,000万円の利益までは、一定の要件の元、税金がかかりません。

そのため、よっぽどその家が高く売れない限り、税金が発生することはないでしょう。

 

マイホームを売る際には、税金を納めることがあるということだけ、知識として知っておいてくださいね。

想像もしていない税金の納税に慌てることのないように。

簡単な税金の知識くらいは身につけておきましょう!

 

大きな買い物をするときには事前に専門家に相談をしよう

思っていたよりも、いろんな場面で、税金がかかってくるなと思われたのではないでしょうか?

 

マイホームのような大きな買い物をするときには、自分ひとりで考えすぎずに、事前に専門家に相談をするようにしてください。

営業マンや銀行マンの情報がすべてではありません。

ときには間違っていることだってあります。

 

なぜなら、その人たちは、税金のプロでもお金のプロでもないからです。

 

税金のことは税金のプロに。お金のことはお金のプロに。

詳しい方の意見を踏まえて、選択をするようにしてください。

 

そして、思わぬトラップに引っかからないように、あなた自身も最低限の知識は身につけるようにしておきましょう。

 

「あのとき、こうしておけば良かった」

「あのとき、このことを知っていたら損をしなかったのに」

 

そうならないように。

お金と税金の知識を一つでも多く身につけ、頼るべき時は専門家に頼りましょう。

 

お金は大切なものだからこそ。

後悔のない使い方をしていってくださいね。