お金の感覚は財布で測れる

お金の管理
安江一勢
27歳で税理士をしています!

20代に向けて「お金の本」を執筆したり、幸せになるお金の知識を伝えたりしています!

 

いま、あなたの財布の中には、いくら入っていますか?

これを財布を確認することなく、答えてみてください。

 

 

では、実際に財布を確認してみてください。

いかがでしたか?

 

細かい小銭や端数までは答えられなかったとしても、お札の分くらいは、答えられますよね?

 

この金額に大きなズレが生じてしまっている方は要注意。

お金の感覚にミスマッチが生じてしまっています。

 

自分のお金の管理は自分でしなければなりません。

”いま”の自分のお金がどのような状態か。

また、あなたがどれだけお金の感覚に優れているか。

 

この感覚は日常生活で鍛えることができますよ。

 

財布はいつも身近にあるものだからこそ

キャッシュレスなどの普及により、財布を持たない方も出てきてはいますが、基本的に財布を持たれている方がほとんどではないかと思います。

財布を持たれていない方は、LINE Payなどのキャッシュレス媒体を財布と置き換えて、考えてみてください。

 

私たちは、日常生活する中で、基本的に外に出る時には、財布がいつも一緒にいます。

「貴重品はご自身で管理ください」と言われるように、荷物を預ける際にも、財布は私たちの元から離れることはありません。

それほど、常に身近にあるということです。

 

このように、身近な存在である財布の中身を把握できていないというのは、あなたがお金のことをあまり意識していない証拠にすらなってしまうかもしれません。

(お金をめちゃくちゃ稼いでいて、気にする必要がない方を除きます)

 

何か買い物をする時に、お金が足らなかっただとか。

気付いたら、思ったよりお金が無かったりだとか。

 

思わぬ出費が突然目の前に表れたのであれば、仕方がないかもしれませんが、何かを買いに行ったりだとか、日常生活をする上で、このような状態になることは基本的にはあり得ません

足りない場合には、ATMに行って、事前に補充をしなければなりません。

もしくは、足らなくならないように、使わなければなりません。

 

財布が身近にある存在だからこそ、どのような状態なのかを把握しておく必要があります。

これが、お金のことを良い意味で意識をして過ごす生き方です。

 

お金のことを意識できているかの指標は財布が一番

この「財布の中にいくら入っているか?」という問いは、財布を持っている方であれば、誰にでもすることができます。

しっかり者、怠け者、天然ちゃん、甘えん坊など。

さまざまな性格の人がいるかとは思いますが、お金の管理になると、これはまた別の話です。

 

お金のことをしっかりと考えられている方や、お金の管理がしっかりとしている方は、どんな性格であっても、この部分の感覚にミスマッチはそれほどありません

 

なぜならば、このような方は、財布に入ったお金と使ったお金を把握することができているからです。

 

例えるならば、算数のりんごです。

小学生の頃、算数でこんな問題はありませんでしたか?

 

ここに袋があります。

りんごを5つもらったので、袋に入れました。

すると、太郎くんが欲しいと言ったので、1つあげました。

次は、花子さんが欲しいと言ったので、1つ上げて、僕も1つ食べました。

さて、袋の中には、いったい何個のりんごが残っているでしょうか?

 

というもの。

 

簡単ですよね、2つです(笑)

「5ー1ー1ー1=2」ですよね。

 

これを応用したものが、先ほどの財布の問いです。

 

きっと、あなたはある時に財布に現金を入れ、その後、日々の生活の中で使っていったことでしょう。

そして、その残りはいくらですか?と聞かれているのです。

 

やっていることは算数のりんごと変わりませんが、これが、「途中いくら使ったかわからない」「いくら現金を入れたかわからない」という状態では、問題の解きようがありません

これらの情報を覚えているか、把握できているかどうかが、お金のことを考えているかにつながります。

 

お金のことを意識できているかどうかの指標は、身近にある財布を基準にして考えることが、わかりやすく、リアルだと言えるでしょう。

あなたも、ぜひ一度、身近な人に、この財布の問いをしてみてくださいね。

 

お金の感覚を磨かなければ、お金を増やすことも守ることもできない

なんとなくお金を財布に入れて、なんとなくお金を使っている人には、この問題は一生解くことができないでしょう。

そんな感覚でお金を使っていては、貯まるものも貯まりませんし、増えるものも増えません。

 

さらには、いざという時にお金を出すことができなかったり、自分の幸せをお金で買うこともできません。

 

お金の感覚を磨かないというのは、お金を増やすことだって、守ることだってできません。

そして、この感覚は、数日で急に身に付くものではありません。

やはり、日常のコツコツとした「あなたのお金の向き合い方」にかかっています。

 

あなたが、幸せなお金の使い方をさらにしていきたい場合には、このお金の感覚を磨いておくことは、欠かせない要素の一つになります。

これからのあなたの長い人生のためにも、お金の感覚は早いうちから磨いていきましょう。

 

そのためには、お金のことを勉強してみたり、知識を身に付けてみたり。

管理については、他の記事でもお伝えしている通り、家計簿を付けてみたり、貸借対照表を作ってみたりと。

できることから、やっていってくださいね。

 

その磨かれた感覚は、きっといつの日か、あなたを守ってくれ、助けてくれますよ。

 

まずは財布の中身を把握するところから、始めていきましょう!

 

本日もお読み頂き、ありがとうございました。




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