「あ、これ、安い!買おう!」
あなたはそんな風にお金を使っていませんか?
この使い方。とても危険です。
一見、節約をしているように、思われがちですが、長い目でみると、余計にお金がかかってしまう場合もあります。
お金を使う基準は何か?
もしも、あなたが「安い」を理由にお金を使っているとするならば。
それは、お金を使う基準が「安いから」ということになります。
欲しい、欲しくない、ではなくて。
安いか、高いか、という基準です。
この「安い」を基準にお金を使う人にとっては、さまざまな場面で、「安さ」を起点に判断をしてしまうことになります。
服を買うときなんかだと、わかりやすいかもしれません。
「セール中?とりあえず買っておこう」
「2点セットで1,000円引き?もう1着買わなきゃ」
「いつか使うかもしれないし、安いなら買っておこう」
といった風にです。
確かに、気に入った服かもしれません。
でも、本当に気に入った服なのであれば、「安いから」ではなくて、「良いから」で判断をすることになるでしょう。
「この服気に入った!しかも安い!」
これが「欲しい」を基準にしたお金を使い方になります。
あなたはどちらの使い方をしているでしょうか?
安く買えることは良いことだけれど…
もちろん、安く買うことができることは良いことです。
全く同じ物があるとして、安く買えるのであれば、安い方が良いに決まっています。
しかし、大抵の場合において、安いものには理由があります。
サービスが悪い。質が悪い。すぐに壊れる。など。
さらには、もう一つ大きなデメリットが。
それは、「大事にしにくい」という点です。
あなたは、「安い」を理由に買ったものを大切にすることができる人ですか?
これで「いつも大切に使っています!」と言える方は、何も言うことはありません。
けれど、
「安いし、捨てても良いか」「また、買えば良いか」「結局、使わなかったけど、安かったから良いか」
といった風に思ってしまう方は要注意。
安いからこそ、粗雑に扱ってしまう。
これを積み重ねていくと。
結局のところ、しっかりと高いお金を出した方が、得をすることだってたくさんあります。
なんとなく100円ショップで買ったバックと、ボーナスで買った欲しくて仕方がなかったブランドもののバック。
あなたはどちらを大切にするでしょうか?
少なくとも私は、ブランドもののバックを大切にしてしまうかもしれません。
なぜならば、「欲しかったもの」だったから。
物を粗雑に扱うということは、お金を粗雑に扱うということと同じこと。
お金を粗雑に扱う人には、お金は集まってきません。
もしも、粗雑に扱ってしまっているのであれば、その扱い方は、今すぐに見直した方が良いでしょう。
「欲しい」「良い」を基準にして、お金を使おう
さて、では、ここで、質問です。
あなたが友人と居酒屋に行くとして、以下のお店だと、どちらのお店を選びますか?
A店:とにかく安い!今ならドリンク一杯無料!(一人当たり1,500円くらい)
B店:シェフがこだわった美味しい食事を提供します!(一人当たり3,000円くらい)
もちろん、その時の金銭状況にもよるでしょう。
ただ、もしも、美味しいものを食べよう!と思っていたとして、予算が3,000円くらいだったとすれば…。
ぜひ、B店を選ぶようにしてください。
もしかすると、「A店に行ったら、1,500円浮くじゃん」と思ってしまうかもしれません。
しかし、これは実際に経験された方も多いかもしれませんが、A店に行くと、安い食事に安いお酒を飲み食べすることで、物足りなさを感じて、もう一軒行ってしまうことになったり、余計なメニューを頼んでしまうことでしょう。
「なんか美味しくなかったから、次はB店に行こう」と結局B店に行くことになってしまうかもしれません。
これは、初めからB店に行っていれば、A店に行くことは無かったでしょう。
そう考えると、B店に行くよりも、余計お金がかかってしまうことになります。
「安い」という言葉は確かに魅力的ではありますが…。
その甘い誘惑に流されすぎないようにしてくださいね。
あくまでも、お金を使う基準は、「欲しい」か「良い」かです。
本当に欲しい物であれば、良い物であれば、金額はいくらであれ、そのお金は使ってください。
その方が必ず幸せになれます。
幸せなお金の使い方をしている方ほど、「安い」を基準にお金を使うことはありません。
「欲しい」「良い」を基準にお金を使います。
私たちにとって、大切なお金だからこそ。
その使い道は、自分が幸せになれる方に、使ってくださいね。
本日もお読み頂き、ありがとうございました!
20代に向けて「お金の本」を執筆したり、幸せになるお金の知識を伝えたりしています!