20代では貯金をするな。
私が、20代の方に対して、繰り返し、お伝えしていることでもあります。
しかし、一方で、20代だからこそ、貯金をした方が良いものがあります。
それが「信頼」です。
なぜなら、信頼は貯金すればするほど、増えていくからです。
お金と信頼の貯金の違い
低金利の現代において、お金を預金口座に預けているだけでは、増えません。
さらに、お金の貯金の特徴として、使ったら無くなるというものがあります。
例えば、100万円貯金していて、50万円のものを買うと、残高は50万円になります。
当然、その50万円で買ったものは、50万円以上の価値を受け取れると思って、買っているでしょうから、お金は減っても、トータルとしては、減っていないでしょう。
ただ、純粋にお金だけを見ると、使えば使うほど、貯金は減っていきます。
一方、信頼貯金は減りません。
信頼は貯めれば貯めるほど、人財産に変えることができます。
そして、どれだけ信頼を貯めて、その信頼を使うことになったとしても、その信頼は使うことでは減りません。
「あなたの言うことだから間違いがない」
「あなたからの紹介だったら大丈夫」
「あなたのお誘いだったら、喜んで行きたい」
など。
これらは信頼残高が貯まっているからこそ、言ってもらえる言葉です。
信頼を貯めれば貯めるほど、このような言葉を言ってもらえる機会は増え、どれだけ増えて使おうとも、その信頼は減りません。
むしろ、信頼を使うことで、増えてしまうことだってあります。
信頼って不思議ですよね。
信頼を貯金できていない人は多い
そんな、貯めれば貯めるほど、良いものであるにも関わらず、信頼を貯金できている人は、あまりにも少ないと言うのが現状です。
何か会った時に、相談に乗ったり。
少々お金がかかったとしても、大事なイベントには顔を出したり。
忙しくても、時間を割いて、会いに行ったり。
など。
このように、信頼を貯金するためには、お金と時間が必要です。
ただ、人生において大切な資産であるお金と時間を投下してでも、信頼は貯金していく価値があるのです。
どれだけお金を多く持っていても、時間を多く持っていても、誰からも信頼されていない状態であれば、それは決して、幸せな状態ではありません。
信頼があれば、お金が無くても、助けてくれる人が出てきたり、時間が無くても、手伝ってくれる人が出てきてくれます。
信頼がなければ、これらはできません。
つまり、信頼貯金がないまま、幸せに人生を過ごすということは、難しいということが言えます。
信頼貯金を積み重ねよう
信頼貯金の注意点があるとすれば、一気に信頼が崩れる、大暴落があるということです。
どれだけ長きに渡って、信頼を積み重ねていたとしても、何気ない一言や行動、裏切りなどで、貯めていた信頼は一気に0になってしまうことも少なくありません。
そのため、日頃から、自分と相手との信頼をケアしておく必要があります。
長い付き合いだから大丈夫、身近な存在だから大丈夫、ということはないということです。
信頼貯金を貯め続けていくことは、難しいということですね。
しかし、だからこそ、価値があるとも言えます。
信頼貯金が多い人は、良い人だらけです。
そして、常に成長をし、気遣いもでき、優しい人たちです。
なぜなら、そんな人でないと、信頼貯金を積み重ねられないからです。
冒頭でも、お伝えした通り、信頼貯金は使っても減りません。
ということは、早いうちから、信頼を貯めれば貯めるほど、その信頼残高によるメリットを受けられる状態が長くなるということです。
そう考えると、20代のうちから、意識して信頼貯金を積み重ねていけると、残りの長い人生でそのメリットを多く受けられるので、良い人生を歩んでいけることでしょう。
どれだけ、信頼貯金を積み重ねることができるのか。
それは、自分らしい人生を過ごすために、欠かせない要素のひとつになってくるでしょう。
あなたも意識して、信頼貯金をたくさん貯めていってくださいね。
本日もお読み頂き、ありがとうございました。