成長する人の共通点

安江一勢オリジナルコラム(無料で読めます)

成長する人ってどんな人だと思いますか。

多くの方が勘違いしているのは、「インプットし続ける人」こそが成長する人だ、というイメージなんですよね。もちろん結果としてインプットもするんですけど、僕はそこが本質ではないと思っています。

僕がいろんな方にコンサルやコーチングをしてきて感じるのは、成長する人というのは、自分を変えられる人なんです。

これが実は、年を重ねるほど難しくなっていきます。大人になればなるほど価値観は固まっていくので、変えづらい。逆に若ければ若いほど、守っているものも、自信を持っているものも少ないぶん、意外と変えやすかったりするんですよね。

だからこそ成長し続ける人は、20代でも60代でも関係なく、自分を壊し、新しい自分を受け入れていける人なんだと思います。

成功体験が、いちばんの足かせになることもある

ちょっと逆説的な話をします。

実は、うまくいった人・小さな成功体験がある人ほど、成長しづらい側面があるんです。なぜなら、成長するためには、これまで自分が勝ってきた価値観を、いったん壊さないといけないからです。

たとえば、ちょうど今の季節は高校野球をやっていますよね。高校野球のスターとしてプロに入ったのに、そこから伸び悩んでしまう選手っていうのは、自分の感覚を信じすぎてしまうケースが多いんです。

これまでうまくいった感覚があるからこそ、それを手放せない。でも、次のステージで伸びていく人は、どれだけ自分を壊せるか、そこから得たものをどう取り入れ、どう壊し直していけるかを大事にしているんですよね。

だから僕は、ある意味で「ずっと自信がないくらいがちょうどいい」とすら思っています。根拠のない自信は持ちつつも、「まだまだだな」と思えているくらいのほうが、いい意味で自分を信じすぎずにいられる。そのうえで、勝負どころだけは自分を信じ切る。そんなバランスが取れるんじゃないかと思うんです。

「何を言うか」より「誰が言うか」

自分を変えるとき、いちばん大事になってくるのが、どの言葉で自分を変えるのかということです。

これは僕自身の経験でもあるんですけど、いろんな人からアドバイスを受けすぎると、逆に何を信じていいのか分からなくなるんですよね。だからこそ、「誰の言葉なら受け入れるのか」をあらかじめ絞っておくことが、すごく大切になります。

僕は正直、「何を言っているか」で判断してしまうと、良さそうなものばかりを都合よく拾ってしまうと思っているんです。それだと、自分に成長の余白が少ないまま、いいところ取りで少しずつ増えていくだけになってしまう。

そうじゃなくて、「この人が言うんだったら取り入れてみよう」。この姿勢のほうが、自分を大きく食えるというか、大きく変えられるんですよね。

SNSには言葉があふれています。でも、内容そのものには、正直あまり意味がないなと最近特に感じます。真逆のことを言っている発信者もいくらでもいますからね。「人生はお金が大事だ」という人もいれば、僕みたいに「お金よりも信頼が大事だ」と思っている人間もいる。だからこそ、誰を信じるかを自分で決めて、素直に受け止めて動かす。ここが本当に大事だと思っています。

やると決めたなら、意味が分からなくてもやってみる

「誰が言うか」で信じると決めたら、次に大事になるのが、決めたなら意味が分からなくてもやってみるということです。

先日、潤沢クラブの講座生の方から個別でご相談を受けました。「改名したほうがいいですか?」という内容です。いろんな理由があって、僕は「したほうがいいよ」とお伝えしました。改名といっても戸籍を変えるわけではなく、ビジネスネームを作ったらどうかという提案です。

このとき、突っぱねるのもその人にとっての一つの道です。「意味が分からない」と受け入れないのも、決して間違いではありません。でも、いったん「やってみよう」と決めたなら、たとえ理屈が完全に分からなくても、やってみたほうが結果は出るんですよね。

その方のために、僕は今朝からめちゃくちゃ名前を考えてお伝えしました。僕は姓名判断の専門家ではないので「これが正解」とは言えないんですけど、素直にやってくれる人には、アドバイスする側もどんどん力を貸したくなるものなんです。持ちつ持たれつ、というやつですね。

言われたらやる。聞いたならやる。思いついたなら、どうやるかを考える。ここを僕はずっと大事にしています。

積み重ねたものには、自信を持っていい

過信しすぎないことと、自分を信じ切ることは、矛盾しません。

うまくいっていない人ほど、実は自分を過信している。これは残念ながら本当によくある話なんです。だからこそ、いい意味で過信せず、それでも信じるべきところは信じ切る。そのバランスが必要です。

信じ切るためには、根拠が必要ですよね。じゃあその根拠はどう作るのか。

たとえば筋トレをしていない人が「筋肉あります」とは言えませんよね。でも、コツコツ積み重ねた人なら「筋肉あります」と胸を張って言える。それと同じで、積み重ねたものには自信を持っていいんです。

僕の場合で言えば、それは言葉です。本を出している以上、自分が発する言葉、書く言葉に関しては、責任を持っていますし、分厚い自信があります。逆に、まだ積み重ねていないところには、伸びしろがある。そう捉えると、足りない部分すら前向きに見えてきます。

若い人の感性から、素直に学ぶ

もう一つ大事にしているのが、若い感性を取り入れることです。

僕のビジネスの師匠が「若いやつのほうが優秀だ」と言っていたことがあって、これは本当にそうだなと感じています。今の10代・20代の子たちは、AIで検索するのが当たり前の世代です。彼らがこれから社会に出て、優秀なテクノロジーをどんどん扱っていく。だとしたら、その領域では若い人のほうが優秀なんですよね。

だから僕は、そこは素直に教えてもらう。頼る。そのうえで、自分が積み重ねてきた経験や感性、言葉の重みを掛け合わせていく。すると、すごくいいものが生まれるんじゃないかと思っています。

「40年の経験のある○○です」とは、まだ言えません。僕は30年ちょっとしか生きていませんから。でも、それはそれで負けない強みだと思っています。どこを活かして、どこを譲るのか。それを見極めることが大切なんですよね。

ちょうど今年はインターン生を採りたいと思っていますし、親戚の中学3年生の子が自由研究で取材に来てくれる話も進んでいます。数日一緒に同行してもらう予定なんですが、こういう機会って、僕自身が学ぶことも本当に多いんです。お互いにとって、いい時間になるんじゃないかと思っています。

失敗すらネタにできる「話術」という武器

最後に、少し毛色の違う話を。

最近、芸人さんの話術にすごく惹かれています。空き時間によくYouTubeなどで芸人さんのトークを聞いて、頭の中に入れているんですよね。

同じ出来事でも、面白く話せる人と、そうでない人がいます。この「面白く話せる技術」って、書き手にとってもすごく魅力的なんです。しかも、面白く話せる人は、ダメだったことや失敗したことすら、ネタにできる。すると失敗ですら成長や経験に変わるので、もう挑戦し放題なんですよね。

僕自身、1年ほど前に「社員が突然やめました」というテーマでインスタライブをしたことがあるんですが、これがめちゃくちゃ好評でした。台本なしで、ありのままの失敗談を面白く伝えられると、それが誰かの希望にもなるし、自分の情報にもなる。

だからこそ、いやらしくない話術を磨いていきたいなと思っています。これは一緒に高めていきたいテーマですね。


お知らせ

最後に3つ、お知らせをさせてください。

1. 潤沢夏期講習(無料)がスタート

潤沢クラブの中で開催している夏期講習が始まります。8本の動画に加えて、書き下ろした5000文字ほどの原稿も無料で読めます。ぜひチェックしてみてください。

2. 第2回 潤沢アワード(8月27日/東京・新橋)

審査員もとても豪華で、僕が最も親しい著者仲間も審査に来てくれます。アワードへの参加は潤沢クラブの方限定ですが、観覧は可能です。懇親会付きで、行った次の日の朝は「潤沢だな」と心から思える一日になりますよ。有給を取ってでも来る価値のあるイベントだと思っています。

3. Amazonレビューのお願い

拙著をお読みいただいた方で、まだレビューを書いていない方がいらっしゃれば、ぜひ感想をお寄せいただけると嬉しいです。

今日も最後までありがとうございました。いい夏休みを、そして今日もいい一日をお過ごしください。