悔しさの賞味期限は長くない

安江一勢オリジナルコラム(無料で読めます)

大人の「悔しい」は大事な感情

仕事でもスポーツでも趣味でも、時には「悔しい」思いをすることもあることでしょう。

あの何とも言えない感情。なかなか経験するものではないですが、怒って良いのか、泣いて良いのか、落ち込んで良いのか、よく分からない感情になりますよね。

 

きっと多くの人が悔しいという思いをしたのは、子どもの頃。

大人になってから、悔しい思いをしたことがある人は、それほどいないのでは無いかと思います。

 

なぜなら、悔しいという感情は「本気」で取り組んだときのみ、生じるからです。

中途半端にやっていては、悔しいという感情が生まれることはありません。

本気だからこそ、生まれるのです。

 

「悔しい」は本気の証

そのため、大人になってから、悔しいという感情が生まれるということは、何かに本気になれている証でもあります。

 

周りの目であったり、言い訳をつくってしまう自分であったりと何かと逃げ道をつくってしまいがちな大人。

そんな大人がそれらの逃げ道を塞ぎ、全力で取り組めるのは、なかなかできることではありません。

悔しさを感じないというのは、大人ではあるかもしれませんが、そこは大人で無くても良いところです。

 

悔しい思いはそのもどかしさから、あまり経験をしたく無いかもしれませんが、それでも貴重な経験です。

悔しいという思いを抱ける大人でありましょう。

 

悔しさの賞味期限は長くない

最後に、悔しさの大事な特徴をお伝えしておきます。

 

それが「悔しさには賞味期限がある」ということです。

悔しさというのは独特で、その感情は時間が経つにつれて、治まっていきます。

怒りと似てますね。

 

ただ、怒りと異なる点としては、怒りは時間が経つにつれて治った方が良いものではありますが、悔しさは治ってしまうと、悔しさによる原動力も損なわれてしまいます。

やはり、悔しさはその感情を感じたときが最もインパクトがあります。

そのインパクトがある時に、頑張る原動力であったり、新しいアイデアなんかを出しておかないと、時間が経てば経つほど、その悔しさを活かすことができなくなります。

 

なかなか得られない感情だからこそ、速さを意識して、悔しさと向き合っていきましょう。

そして、その悔しい思いを良い思い出にできるように、反省と改善を繰り返し、未来を変えていきましょう!